その新島での名産品『くさや』
新島の数あるくさや屋の中の一つ『新島くさや製造販売元《池太商店》』
皆様に新鮮な、つくりたてのくさやを召し上がって頂くため産地直送販売をいたしております。
焼くときの匂いは強烈ですが、味は絶品の干物です。
くさやを作り続けて三百年、新島より本物の味をご賞味ください。
知る人ぞ知る、くさや
さてここでエピソードをひとくさり・・・。
ある人が九州の一流料亭へ、手土産として本場もののくさやを持参したそうです。
早速包みを開けた女将さんいわく、
「なあにこのにおい!傷んでしまったのね。」
女中さんに捨てるよう命じたのですが、その女中さん、傷んでるにしては形が崩れてないからと2〜3枚焼いてみました。
この日ちょうど2階にいた常連客、
「ほう、女将オツなものがあるじゃないか、アレを貰おう。」
「アレって何でしょう?」
と女将さん。
「だって君あのにおい・・・」
「まぁいやだ、傷んでるから捨てなさいって言ったのに。すいません。」
「とんでもない、アレはなかなか良いくさやらしいじゃないか、高かったろう?」
びっくりした女将さん、運ばれてきたくさやを前にしてお客からこの逸品の説明を聞き、
以後干物はくさやに限ると宣伝に努めているとか。
料亭の女将すら知らなかった、くさや。
実は江戸時代の頃から食通に愛好かれた、由緒ある食べ物です。
知らないでいるには惜しい美味、くさやとは?でご紹介します。